日曜の夜に月曜のこと考えてモヤモヤする理由

日曜の夜のドキドキを「点」で終わらせるという記事タイトルと、ヘッドホンを首にかけた男性のイラスト

CTの結果が気になってソワソワしている小心者のちゃんさとです。
♯健康診断の再検査

さて。
本日は「日曜の夜に月曜のこと考えてモヤモヤする理由」ってテーマです。

日曜の夜、お風呂に入っていて、ふと思い出すんです。

「明日の朝イチ、あの面談か……」

その瞬間、心臓がドクッとする。

まだ何も起きていないんですよ。面談は明日だし、相手に怒られたわけでもない。

なのに、体だけもう戦闘モードに入っている。

ボク、対人援助職を19年やっていても、いまだにこれがあります。

事務所の電話が鳴っただけで「何かあったかな」とドキッとする。

ついでに言うと、昔スピード違反で捕まったことがあるので、パトカーを見るだけでドキッとします。♯自業自得

ずっと「気が小さいからだ」と思っていました。

でも調べてみたら、これは体がものすごく正しく働いている証拠だったんです。

ここが、今日のテーマです。

月や星が見える夜に、男性が湯船につかってリラックスしているイラスト
目次

 ピンチのとき、体は「非常用電源」に切り替わる

体はピンチを感じると、「戦うか、逃げるか」ができるように、一瞬でエンジンを全開にするんだそうです。

「闘争・逃走反応」と言います。♯どっちも「とうそう」で読みにくい

スイッチが入ると、心臓が速く打って、手足の筋肉に血が送られる。呼吸が速くなって、瞳が大きくなる。

そして、消化が止まる。

「今はごはんをこなしている場合じゃない」と、体が判断するんです。

たとえるなら、家のブレーカーを「非常用」に切り替える感じ。

リビングの照明を消して、その電気を全部、非常口のライトに回す。

100年以上前、動物がこわがると胃の動きがピタッと止まることに気づいたアメリカの研究者が見つけたしくみなんだそうです。

だから、ストレスがかかると胃が痛くなる。食欲がなくなる。

あれは体がサボっているんじゃなくて、胃の電気を非常口に回しているんですよね。

本来は、命を守るためのよくできたしくみなんです。

シマウマは胃潰瘍にならない

草原で草を食べるシマウマと、ベッドの中で仕事やスマートフォンのことを考える男性のイラスト

アメリカの有名な研究者に、『なぜシマウマは胃潰瘍にならないか』という本を書いた人がいます。

タイトルが、もういい。

シマウマはライオンに追いかけられたら、もちろん全力でストレス反応を起こします。

でも、逃げきったらケロッと草を食べる。

ストレスが、追われている数分だけ。「点」で終わるんです。

ところが人間は、まだ起きていない未来を想像できてしまう。

「明日の面談どうしよう」「来週の会議で何か言われるかも」

ライオンがいないのに、スイッチを入れちゃうんですよ。

しかも、切れないまま。ストレスが「点」じゃなくて「線」になる。

日曜の夜から月曜の朝まで、ずっと非常用電源。

そりゃ胃も痛くなるし、眠れなくもなります。

この「切れっぱなし」が長く続くと、血圧や気分の落ち込みなど、体と心の両方に負担がかかることが分かっているそうです。

つまり問題は、ドキッとすることじゃない。

ドキッを、切れないことなんです。

スイッチの切り方は、3つある

椅子に座り目を閉じてゆっくり呼吸し、気持ちを落ち着かせている男性のイラスト

ひとつめ。吐く息を、長くする。

4秒で吸って、8秒かけて吐く。これを3回。

吐く息をゆっくりにすると、体が「もう安全だ」と判断して、ブレーキ側に切り替わるんだそうです。

緊張したら深呼吸しろ、ってよく言いますけど、ちゃんと理にかなっていたんですね。

ふたつめ。ドキドキの名前を、付け替える。

「緊張してきた、まずい」じゃなくて、「お、体がエンジンかけてくれたな」と言い直す。

それだけで本番の結果が変わる、という研究が出てきているそうです。

ボクも試してみたら、本当に視野が広がる感覚がありました。

同じドキドキでも、敵と思うか、味方と思うかで、苦しさが変わる。

みっつめ。誰かに話す。

これはボクにとっていちばん難しいんですが、いちばん好きな方法です。

ピンチのときの反応は、「戦うか、逃げるか」だけじゃないそうで。

「世話をして、仲間とつながる」という反応もある。

人とつながると出るホルモンが、体のスイッチを切るのを助けてくれるんだとか。

つまり、人に話すこと自体が、立派なストレス対処なんですよね。

女性はこれが得意で、男性は苦手、というのは生物学的にもあるみたいです。だからこそ、男性は意識的にやったほうがいい。♯ボクのことです

Voicyで「助けて」が言えない話をしましたが、ひとりで抱えるのが、いちばんスイッチが切れないんです。

Voicy - 音声プラットフォーム
ちゃんさと「明日がちょっと楽になる福祉ラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム このチャンネルでは、相談支援専門員・精神保健福祉士のちゃんさとが、現場のリアルと日常から明日がちょっと楽になる視点や制度の使い方をお届けします。

先日書いたスーパービジョンの話の「余裕がないとき、人は指摘に走る」も、スイッチが入りっぱなしの状態だったのかもしれません。

戦闘モードの人は、戦う相手を探しちゃうので。それが自分であっても、相手であっても。

最後に

カフェのような場所で、コーヒーを飲みながら女性と笑顔で会話する男性のイラスト

今日、ドキッとする瞬間があったら。

まず、4秒吸って、8秒吐く。これを3回。

それから心の中で「体が準備してくれてるな」と言ってみてください。

ずっと切れないモヤモヤがあるなら、誰かに、ひとことだけ話してみる。

シマウマみたいに、ストレスを「点」で終わらせる練習です。

ちなみにボク、考えてみたら意外とシマウマに近いかもしれません。

一瞬ものすごく緊張するんですが、すぐ過ぎ去って、ごはんも食べられるし、寝られる。♯いいのか悪いのか

みなさんは、ドキッとしたあと、どうやってスイッチを切っていますか。

ではまた。

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naKaraからの補足|仕事への不安を一人で抱え込まないために

日曜日の夜に翌日の仕事を考えて不安になることは、決して珍しいことではありません。仕事での人間関係や業務へのプレッシャーなど、不安の原因は人によってさまざまです。

そんなときは、自分なりのリラックス方法を見つけるだけでなく、誰かに気持ちを話してみることも大切です。言葉にすることで、自分が何に不安を感じているのか整理できたり、気持ちが少し軽くなったりすることもあります。

また、不安が長く続き、睡眠や日常生活に影響している場合には、一人で抱え込まず、専門家や相談機関を頼ることも選択肢の一つです。

naKaraでは、一人ひとりの思いや困りごとに寄り添いながら、その人らしい暮らしや働き方を一緒に考えることを大切にしています。仕事や日常生活で不安を感じたときも、まずは自分の気持ちを大切にし、必要に応じて周囲の力を借りることから始めてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

ちゃんさと@精神保健福祉士/相談支援専門員

誰かの「どうしたい?」を聞いて15年。
自分の「どうしたい?」は、誰にも聞かれない。
対人援助職のための部屋を開いています(初月無料)。
障害年金・障害福祉はYouTubeで(3.7万人)。
すり減らない働き方の話→ https://chansato.substack.com

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