急に寒くなったのに、気温を見て服を合わせるのが一番できないちゃんさとです。
♯季節の変わり目に弱い
♯誰か助けて
さて。
本日は「他人と比べてなぜか落ち込む理由」ってテーマです。
先に結論っぽいことを言ってしまうと、誰かと比べて落ち込んでしまうのは、あなたのせいじゃないんですよ。って話です。
♯ボク自身に言ってます
比べるっていう人間のクセの話です。
ボク自身、これでけっこう引きずるんです。
しかも、自分では「ここはうまくできるだろうな」「ちょっと得意だな」と思って出かけていった場面ほど。
ここが、今日のテーマです。
帰りの車でどっと疲れる

たとえば研修のグループワークや面談などの場面。
よその事業所の人が、めちゃくちゃ上手に話しているんですよ。
「本人の言葉をそのまま計画に入れていて…」とか。
「家族ともこんなふうに関係を作っていて…」とか。
で、帰りの車の中。
なんか、疲れてるんです。
「俺ってちゃんとやれてんのかな…」みたいな。
研修って、元気をもらいに行くはずなんですけどね。
立ち止まって考えて、「よし、頑張ろう」って思えるはずの場所で、比べてモヤモヤしている。♯本末転倒
これ、研修だけじゃないんです。
同行した後輩が、面談で利用者さんの話をスルスル引き出しているとき。
ボクが聞いても出てこなかった本音が、その人が話すと出てくる。
サービス担当者会議で、ほかの相談支援専門員さんが場をうまく回しているとき。
みんなの意見を拾って、時間どおりにきれいに着地させている。
それから、発信。
同じ福祉の仕事をしている人のYouTubeが、どんどん伸びていたり。
メンバーシップが増えていたり。
「すごいなー」と思いながら、どこかで胸がチクッとするんですよね。
ボクら対人援助職のみなさん、誰かと比べてモヤモヤすること、ありませんか??
張り合うのも根っこは同じ
で、正直に言います。
ボクの場合は、逆パターンもあるんです。
「あの人よりも、もっと自分ならやれる」って思っちゃうやつ。
♯めちゃくちゃ性格悪い
落ち込むのも、張り合うのも、根っこは同じなんですよね。
いつの間にか、人と比べて優劣をつけようとしている。
最近、この「比べるクセ」が自分にあるなって、すごく感じていて。
良くも悪くもで、いい方向に働く場面ももちろんあるんです。
でも…これで疲れきってしまう自分がいるな、とも思ったんですよね。
比べるのは脳の標準装備
まず、安心してほしいのは、比べるのは性格の問題じゃないってことです。
70年くらい前に、アメリカの心理学者が「社会的比較」という考え方を出しているんですが。
人間には、「自分の力や考えがどのくらいなのか確かめたい」という欲求が、もともとあるみたいなんです。
ここがポイントで。
体重やテストの点数みたいに、はっきりした物差しがあれば、それで測る。
でも物差しがないときは、人と比べて自分の位置を確かめる。
しかも、自分と似た人と比べやすいと言われているんだそうです。
…これ、ボクら対人援助職にめちゃくちゃ当てはまりませんか??
支援って、点数がないじゃないですか。
「今日の面談、何点でした」なんて、誰も言ってくれない。
正解がない仕事だからこそ、物差しがないんですよね。
だから、同じ仕事をしている人を見て、自分の位置を確かめようとする。
研修のグループワークも、同行訪問の面談も、担当者会議も。
まさに「似た人」の仕事ぶりが、目の前で見えちゃう場所なんです。
そりゃ比べちゃいますよね。
ボクの理解では、人間は太古の昔から、比べて自分の立ち位置を確かめることで生き延びてきたんだと思うんです。
ある意味、生存戦略。
ただ時代が変わって、そこまでやらなくてもいいのに、比べるクセだけが脳に残っている。
数字にならない仕事なら、なおさらです。
でもね、ときにそれが苦しくもなるんですよ。
近い人ほど刺さる

もうひとつ、面白い研究があって。
誰に負けると、いちばん落ち込むのか。
答えは「近い人」なんだそうです。
しかも、自分が大事にしている分野で負けたとき。
たとえば、同期の相談支援専門員さんが、料理がめちゃくちゃ上手だったとします。
これ、たぶん「すごいね!」って普通に言えるんですよ。
「今度教えてください」なんて、簡単に言える。
なんなら「ボクの同期、料理がうまいんですよ」って人に言いたくなる。♯なぜか自慢げ
でも、その同期が面談で話を引き出すのがめちゃくちゃ上手だったら。
会議を回すのがうまくて、ほかの事業所からめちゃくちゃ頼りにされていたら。
素直に「すごいですね」って…言えなくないですか??
言えたとしても、ちょっとモヤっとしませんか??
同じ「すごい」なのに。
自分にとって大事じゃない分野だと誇らしくなって、大事な分野だと脅かされる感じがする。
研究では、近い人に大事な分野で負けると、その人と距離を取りたくなることまで分かっているそうです。
…ボク、これにドキッとしました。
同じ地域の相談支援専門員さんに、なんとなく連絡しづらくなる。
あれ、もしかしたらこれかもしれないな、と。
距離を取ろうとしているつもりはないんです。
でも距離を取ることで、そのゲームから抜けて、自分の存在意義を確かめようとしている。
そんな場面、あるなと思ったんですよね。
孤独になりやすいボクらの仕事で、比べるクセが、つながりまで細くしてしまうことがある。
ここはちゃんと直したいなと思ったんです。
SNSで急に物差しができる

さらに、いまはSNSがあります。
近場だけで比べているなら、まだどうにかなったかもしれない。
でもSNSを見る時間が長くなるほど、ほかの地域の事業所とも比べやすくなっちゃうんですよ。
実際、SNSを見る時間が長い人ほど自分への評価が低くなりやすくて、それは自分より上に見える人と比べる回数が増えるからだ、という研究もあるそうです。
そりゃそうなんです。
SNSに流れてくるのって、みんなの一番いい瞬間じゃないですか。
ボク、気づきメモにこんなことを書いていました。
「年収400万の人が600万のコミュニティーにいれば貧しいと感じる。300万のコミュニティーにいれば上だと感じる。同じ400万なのにも関わらず。」
発信をしていると、これがもろに来るんです。
同じ福祉の発信者さんの登録者数とか、再生数とか。
数字が見えちゃうからこそ、物差しがないはずの仕事に、急に物差しができちゃうんですよ。
ボクも、ほかの人の動画が伸びているのを見て、自分の動画を何回も見返したこと…めちゃくちゃあります。
「あれ、ボクのよりめっちゃ回ってる」
「同じタイトルで、同じような話してるのに」
しかもいまは、AIで動画編集が驚くほどラクになって、数ヶ月かかっていたことが1時間でできるようになったんですよ。
昔の自分と比べたら、やれることはたくさん増えている。
なのにSNSで周りを見ると、「自分は何もできていない」って思ってしまう。
でもこれ、相対的に見ているだけなんですよね。
モヤっとした場所にやりたいがある

じゃあ、比べるのをやめればいいのか。
…たぶん、やめられないんです。
脳の標準装備なので。
ボクも今日も、明日もきっと比べちゃいます。
だから最近やろうとしているのが、比べたあとに、ひとつだけ質問すること。
「本当のボクは、どうしたいんだろう??」
幸せを相対的なところで感じようとするから、苦しくなっちゃう。
もっと主観的に、自分がどうしたいのかが一番大事。
ここを忘れちゃうと、いつも比べる形になってしまうんですよね。
で、もうひとつ。
人と比べてモヤっとしたときって、実はヒントが隠れているんです。
研修で、よその相談支援専門員さんの話にモヤっとしたのは、ボクが本当は本人の言葉をちゃんと計画に残せる支援者になりたかったから、かもしれない。
後輩の面談にモヤっとしたのは、本音を話してもらえる関係を、ボク自身が作りたかったから、なのかもしれない。
会議を回す人にモヤっとしたのは、チームで支える場を自分が作りたかったから。
発信している人にモヤっとしたのは、自分の言葉を誰かにしっかり届けたかったから。
モヤっとした場所に、自分の「やりたい」が詰まっている。
そう思うと、比べることもちょっとだけ道具になるんです。
本当の自分がどうしたいのかは、人によって全然違います。
ボクとあなたでも、まったく違う。
だから、人の物差しでは測れないんですよね。
なのに、人の物差しで測ろうとして疲れてしまう。
最後に
もし今、誰かと比べて落ち込んでいたら。
少しだけ考えてみてください。
「その人の、何がうらやましかった??」
それから、
「で、自分は本当はどうしたい??」
答えは出なくて大丈夫です。
比べるクセも、消さなくていい。
なんなら「うらやましかった」だけ分かれば、それで十分。
比べたあとに、物差しを自分に戻す練習です。
ちなみにVoicyでは、この一番大事なところでしっかり噛みました。
♯締まらない
みなさんは最近、誰かと比べてモヤっとしたこと、ありませんでしょうか。
そのモヤっとの奥に、どんな「やりたい」がありそうでしょうか。
ではまた。
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naKaraからの補足|相談支援の現場で大切にしたい、自分自身との向き合い方
相談支援の仕事をしていると、ほかの支援者の対応を見て「自分はまだまだだな」「もっと上手に支援できたらいいのに」と感じることがあるかもしれません。
しかし、相談支援には一つの決まった正解があるわけではありません。利用者さん一人ひとりの生活環境や悩み、大切にしていることは異なります。そのため、ほかの人と同じように支援することが、必ずしも良い支援につながるとは限りません。
大切なのは、誰かと自分を比べて評価することではなく、目の前の利用者さんにとって何が必要なのかを考え、自分なりに経験を積み重ねていくことではないでしょうか。
また、ほかの支援者の良いところに気づいたときは、自分に足りない部分として捉えるのではなく、新しい学びの機会として受け止めることもできます。
そして、悩んだときには一人で抱え込まず、周囲の人に相談することも大切です。支援する側も安心して悩みを共有できることが、より良い支援につながっていくと考えられます。
他人との比較に疲れたときこそ、「自分はどんな支援を大切にしたいのか」と問いかけてみる。そんな小さな振り返りが、自分らしい支援を見つけるきっかけになるかもしれません。






