今更じゃなく今だからこそ日記を書く

「今更じゃなく今だからこそ日記を書く」のタイトル画像

先日、実家の片付けをしていたらなんとも恥ずかしいノートが出てきたちゃんさとです。
♯20年前の自分と目が合った

中身は、当時の日記。
ぐちゃぐちゃの感情が、きれいとは言えない字で書いてあるんですよ。

【前向きっていうけど、後ろばっか見てたら前なんて向けないじゃん。言葉だけじゃなく前向いてみ。何が見える??】

当時中学生だったと思います。恥ずかしくて一瞬で閉じたんですけどね。

でも今日は、このノートから始まる話をさせてください。

目次

燃やしたことすらある

正直に言います。
ボク、日記はなかなか続きませんでした。

恥ずかしくなって燃やしたことすらあります(笑)
♯なぜ燃やした

ちょっとやっては終わり、ちょっとやっては終わり。
三日坊主どころか、2日で終わったこともある。

でも、時期によっては、ひたすら書いていたこともあるんです。
気持ちをぐちゃぐちゃのまま書いたり、その日あったことをただメモしたり。

きれいな文章では、決してない。
未来の自分を励まそうなんて、1ミリも思っていない。
そういう「書きっぱなし」の記録でした。

形を変えて、ずっと続いていた

でもね、やめたつもりで、やめていなかったんですよ。

最初はノートの日記。
それがブログになって、YouTubeになって、今は音声配信になっている。

見た目は全然違うんですけど、やっていることは全部一緒なんですよね。
日々の気づきを記録している。
ただ、これだけなんです。

みなさんは、日記って書いていますか?

今更じゃなくて、今

ここ数年で、大きな変化が起きたじゃないですか。
そう、AIの爆誕です。

これで何が変わったか。
書いたものを「振り返る」のが、一気にラクになったんです。

これまでは、10年前の日記を読み返すなんて無理だったんですよ。
どこに何を書いたかも覚えていないし、探すのもめんどくさい。
だから、書きっぱなしだった。

「今から日記なんて、今更じゃない?」

ボクもそう思っていました。
でもね、逆なんですよ。

今は、書いたものがちゃんと自分に返ってくる時代になっている。

例えばぼくはClaude Code使っているですが、その日に気がついたこと、読書で覚えておきたいって思ったこと「メモしておいて」って投げるんです。

そしたら翌日の投稿とか何日も経った投稿にそのことが反映されていたりするんです。

自分以上に自分のことが、書いた日記の中にある。

だから、今更じゃなくて今なんです。

何も残さなかった、じいちゃんの話

ここで少しだけ、大切な人の話をさせてください。

ボクはおじいちゃんが大好きで、そのじいちゃんは、ボクが20歳のときに亡くなりました。

それから20年経った、ある夏祭りの日。
近所のおじさんから、不意にこう言われたんです。

「お前のじいちゃんに、俺は助けてもらって今ここにいる」

いや、これ、めちゃくちゃエモくないですか。

だってじいちゃんは、記録なんて何も残していないんですよ。
日記も、実績も、数字も、何もない。
でも、人の中でずっと生きている。

人にしたことは忘れる

じゃあ記録なんていらないじゃん。と思うかもしれません。
でもボクは、こう整理しています。

自分のことは、こまめに書く。

書いておかないと、自分のことって案外分からなくなるから。
誰かの役に立てているのかどうか、不安にもなるから。

人にしたことは、忘れる。

それはじいちゃんみたいに、覚えていてくれる人の中に残ればいいから。

これが、今のボクの現在地です。

最後に

一行でいいし、きれいな文章じゃなくてもいい。
なんなら「書こうと思ったけど書けませんでした」でもいい。

意外と一文字書くと、そのあとがすらすらいくなと感じています。

今日書く一行は、10年後の自分にとってどんな意味を持つでしょうか。
みなさんなら、今日の一行に何を書きますか?

ではまた。

この話は、Voicyでも話しています👇

naKaraからの補足|日々の記録は、相談するときの手がかりにもなります

日記やメモは、あとから自分自身を振り返るためだけでなく、誰かに相談するときの手がかりになることもあります。

たとえば、

「最近、どんなことで困っていたか」
「どんなときに少し楽だったか」
「以前と比べて何が変わったか」
「これからどうしていきたいと思っているか」

こうしたことは、その場で突然聞かれると、うまく思い出せないこともあります。

そんなとき、日々書いていた一言やメモを見返すことで、「そういえば、この頃から気になっていた」「このときは少し調子が良かった」と、自分の変化に気づけることがあります。

相談支援では、ご本人のお話を聞きながら、今の生活や困りごと、これから希望していることを一緒に整理していきます。

そのため、立派な日記を書く必要はありません。

「今日は疲れた」
「外に出られた」
「これは嫌だった」
「これをやってみたい」

といった短い記録でも、その人の暮らしや気持ちを知る大切な手がかりになります。

日記を書いていなくても、相談して大丈夫です

もちろん、相談するために日記や記録をつけておく必要はありません。

「何が困っているのか、自分でもまだよく分からない」
「うまく説明できる自信がない」

という状態からでも、一緒に話しながら整理していくことができます。

記録があれば振り返る材料のひとつとして使い、なくても今感じていることから考えていく。

naKaraでは、その人に合った方法で「これからどうしていきたいか」を一緒に探していくことを大切にしています。

相談支援について気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

ちゃんさと@精神保健福祉士/相談支援専門員

誰かの「どうしたい?」を聞いて15年。
自分の「どうしたい?」は、誰にも聞かれない。
対人援助職のための部屋を開いています(初月無料)。
障害年金・障害福祉はYouTubeで(3.7万人)。
すり減らない働き方の話→ https://chansato.substack.com

目次